宮島の大渋滞を乗り越え山賊に
三連休に、岩国の山賊に行ってきました(この山賊にHPがあり、かわいいキャラクターがあることを知りびっくりしました@スミマセン)
時間に余裕があったので、2号線をのんびりと岩国にむけて走っていたのですが、大失敗!!!
天気の良い三連休@他県からの宮島観光客にまで頭がまわっていませんでした
西区方面からのバイパスと、一般道路が交差する廿日市あたりから、宮島口を越えるまで、ずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと渋滞で長時間動きませんでした
地元民だから、三連休じゃなくても山賊にはいけるのだけれど、この挑戦に受けてたたないわけにはいきません
ひたすらひたすらひたすら渋滞を我慢しました
要は、宮島口周辺の駐車場に空がないことで、宮島観光に来た他県の車が駐車場待ちのため、ひたすら並んでいたのです
地元民はその渦に巻き込まれ、2車線になるまで追い越しも出来ず、ただずっと一緒に待つしかできないという…
県は、道路の拡張がムリなら、この渋滞を動画などで配信し、他県がスムーズに宮島に行くには、だいぶ手前で車をとめて、JRや電車を使うことを、実際の画像をもってしてすすめたらいいのに…
と、そんな試練を乗り越え、行きました。山賊へ
山賊は、おしゃれでもキレイでもないお店だし、何より、
●料理が出てくるまでに1時間は当たり前
●水やお茶、おしぼり、箸など、自分で用意(店員さんが持ってきてくれないわけではないけど自分で持って来た方が早い)
●席や机などにあやしいシミやゴミなんて当たり前
●夏は暑く、冬は寒い
などなど、初心者には難易度の高い(?)お店です
何より、休日の大混雑は信じられないほどで、とんでもなく遠い駐車場しか開いていなかったあかつきには、山を越える気持ちでいどまなければなりません(ちなみに玖珂店に比べると六日市店はややすいていて、若干キレイです)
山賊では、まず食券(「食券」というネーミングが微妙)を買います
この食券、もちろん自販機なんてハイテクなものはないので、置いてある紙に自ら手書きで食べるものを記入し、支払窓口へ
窓口で、料理がでてくるまで1時間はかかることを一応念押しされます(※地元民はいつものことなので気にしません)
今回ここで、あきらかに他県民の人が、
「1時間?席がないの?」
と質問
店員「席はあります」
他県民の人「???じゃあ、料理が出来たら呼び出ししてください」
店員「それはできかねますので、お席でお待ち下さい」
などなどの長いやりとり…他県民の方はとても不服そうでした…
仕方がないのです。一般的なお店のようなことはここでは通用しないのです
席に着くと、近くにいる店員(もしくはどこかにいる店員)をつかまえて、「あそこの席です!」と、アピールしつつ、伝票を渡します
そして、自分でもう、お茶やら箸やらお手拭やら用意しちゃいます(勝手におしぼりとかとってても、もちろんお店の人は何も言いません♪)
待つこと1時間(ちなみに料理が早くでてくると逆に驚きます)
料理ができたら、店員のおじちゃんだかおばちゃんが、大きく名前を呼びながらやってくるので、大きく返事をして料理を受け取ります(このシステム、わたしの知っている限りではもう20年以上かわらない。合理的なシステムを望んでいるお客さんなんていなのです)
この山賊のウリは、竹串にささった鳥の足!炭火で1本1本丁寧に焼いてあって、外はカリカリ、中はジューシーで、甘辛いタレと相性が良く、ぺろりといけます!
そして、ぬるいからといって、誰も文句は言わない、ぬるいうどん(多分店員さんが席に運ぶまで時間がかかるせい。熱いうどんがでてくるとやっぱり驚く)
七輪で焼くお肉や、餃子、大きなおにぎり…などなど、絶対また食べたくなる味!!
だいたい広島や山口県人は、子供の頃親につれられ、または先輩につれてこられ、この山賊独特のシステムを学びます
だから、ここでは「料理はまだかー」なんて怒っている人見ない♪
お店自体が山なので、転々とテーブルがおいてあるという、まぁ、夏は蚊が来放題な感じ。冬はコート着て食べます(暖房の効いた店内もあるのですけど)
店内(?)といえるのか、「山」のいたるところに自動販売機があるので、お店にビールやジュースを注文してもなかなかでてこないのを待てない人は、勝手に自販機で買ってのみます
あらためて書くと不思議なお店
でも、いつもお客さんはたくさんで、みんな大好きなお店です
このままかわらないでいて欲しいです