Windows 11「更新してシャットダウン」問題、ついに修正へ
Windows 11を使っていて、「更新してシャットダウン」を選んだのにPCがなぜか再起動してしまった。
そんな経験をした方は少なくないでしょう。本来なら更新プログラムを適用した後に電源が切れるはずなのに、夜中にモニターが点いたままになっていたり、朝起きるとデスクトップが表示されたままになっていたりと、不思議な現象に悩まされてきました。
この長年の不具合について、ようやくマイクロソフトが修正に踏み切ったようです。最新の「Windows 11 Insider Preview Build 26220」のリリースノートには、次のように記されています。
[Windows Update]
Fixed an underlying issue which could lead “Update and shutdown” to not actually shut down your PC after.
([更新してシャットダウン]後、実際にPCがシャットダウンされない根本的な問題を修正しました。)
つまり、「更新してシャットダウン」を選んでも電源が切れずに再起動してしまう現象が、ついに解決されたというわけです。
現状、この修正が反映されているのはInsider Preview版のみで、一般向けの製品版にはまだ展開されていません。
今後はRelease Previewチャネルでの検証を経て、月例の累積アップデートに含まれる形で、すべてのユーザーに届けられる見込みです。
リリースのタイミングは「Windows Release Health」や更新プログラムの KB リリースノートで確認できます。
不具合なのか仕様なのか分かりにくく、「信用ならない」とまで言われてきた[更新してシャットダウン]。
ようやく安心して使える日が近づいているようです。夜のシャットダウンが、これからは本当に「シャットダウン」で終わるようになることを期待したいですね。
(参考)Microsoft Windows Insider ブログ
Announcing Windows 11 Insider Preview Build 26220.6760 (Dev Channel)
https://blogs.windows.com/windows-insider/2025/09/29/announcing-windows-11-insider-preview-build-26220-6760-dev-channel/