中古PCを廃棄する際に情報漏れを防ぐ
古くなったPCを廃棄する際に、PCに保存していたデータは削除しておられますでしょうか?
自分はファイルを消してから廃棄処分しているから大丈夫と思っておられませんか?
ファイルの削除っていうのは、ファイルのインデックス部分を消しているだけで、データ本体までは消されていません。
本でいえば、目次の部分を消しているだけで、本文は残っている状態です。
これだと、目次が無くても本文は読めてしまいますよね。
なので、この本文にあたるデータもしっかりと消しておくことが必要になります。
かといって、専用のソフトを購入する必要もなく、誰でも簡単にできる方法をご紹介します。
以下の操作を実施すると、すべてのデータが消えますので注意してください。
下記のコマンドはPC本体に1台のHDDが接続された場合のコマンドになります(消去するドライブをCドライブと過程)
別のPCに接続する際等はC:の記載を消去ドライブのドライブレターに読み替えてください。
1、下記のスタートアップ修復を参照にOSメディアより起動
http://www.dell.com/support/article/us/en/4/SLN268687/ja 「9」「システム回復オプション』の画面表示まで行います。
または、USBドライブでPCに接続します。
2、システム回復オプションで「コマンドプロンプト」を選択します。
3、コマンドプロンプト起動後に「format C: /fs」を入力しENTERキー
4、FORMAT終了後に「cipher /w:c:」を入力しENTERキー
5、終了後にEXITでコマンドプロンプトを終了後、電源スイッチ長押しにて電源を切ります。
Cipher.exe を使用して削除済みのデータを上書きする方法は、マイクロソフトのページに詳細が掲載されていますので、参考にしてください。
URL:https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/315672
ポイントは、Cipher.exe を使って、HDDにダミーデータを上書きするために、NTFSでフォーマットすることです。
このCipher.exe、2TBのHDDを処理するのに約1日かかります。
安心を手に入れるには仕方のないところでしょうか。