広島で雪の日に通ってはいけない橋!
これはもう世にも恐ろしい橋のハナシです…
昨日、広島では積雪により、朝の通勤ラッシュ時に道路凍結という事態がおこりました
自宅近辺は、これまでそんな時でも、メイン通りに出たらもう雪はとけている、ということばかりだったので、早朝メイン通りをチェックすべく、朝6時前にメイン通りにむけて歩いていると、運よく新聞配達さんに出会えたので、ききこみ
すると、
「メイン通りはもうとけてたよ」
とのことだったので、じゃあなんとかなるかな?と、甘い考えでもってノーマルタイヤのクルマで出勤
新聞配達さんの言った通り、メイン通りはべちゃべちゃしていたけれど雪はとけていて、大渋滞ではあってけど、そのままさらに大きい道路に合流
すると、「雪降った?」って聞きたくなるくらい道路に雪はなく、やっぱり自宅近辺は田舎なのねぇ、などとのんきに構えていました
が、
そんなに運転がうまいわけではないので、雪の日に運転なんてありえないわたしにとって、これから起こる恐怖の連続を、その時想像だにしていませんでした…
のんきに雪のない大通りから、ひょい、と右折した時、それは起こりました!
右折レーンだけ凍ってる!!!!!
若干かけたブレーキが全くきかずずるずるとすべる…
幸いスピードも出していなかったので、停止線でとまることができたけれど、矢印信号がでたので曲がると、
【通ってはいけない橋パート1@三篠橋】
全面白く、分厚い氷で凍っていました…
セカンドで時速3km(?)くらいでノンブレーキのまま進む。ブレーキふんだり、すべったらアウトっぽい。幸い(これが原因で橋の雪がとけてなかったんだろうけど)前後に全く他の車はなく、なんとか橋を通過
橋をすぎると、また雪はなく、雨が降った後のような道路で、べちゃべちゃと横川駅に向けて走る
なんとか無事で良かったと思っていたら…甘かった…
中広通り、雪でじゃりじゃり…&大渋滞
とにかく、ぶつけないように、もうずっとセカンドかロウで走行。きっと歩く方が早い
もう逃げ出したかったけど、右車線にいたものだから逃げ場ナシ…左車線に車線変更する勇気もなし…渋滞してたし、すべってぶつかりたくなかったから
コンビニの駐車場にとめて雪がとけるまで居座りたい、そのためいつか車線変更したい、ただそれだけを願い運転
ようやく100m道路まで来たところで、橋の選択にせまられる
●前方に見えるあきらかに白い道路と、その先の想像もできない空港通り。ここを選んだら、旭橋か、庚午橋をわたることになる
●右折すれば、新己斐橋をわたり、旧宮島街道を通る道へ
普段の朝の通勤ラッシュを思い浮かべ、交通量が多い後者、新己斐橋を選択することに
100m道路、凍ってました…
右折と同時にやってきた白い道路…そしてまた右車線…
せめて左車線にさえ行けることができたら、区役所近辺の駐車場にクルマを置いて逃げるのに…
どうしてこんなことになてしまったんだろう
自宅近辺より雪があるなんてこれまでなかったことなのに…
雪の日の運転は絶対さけてきたのに…
「もうダメかもしれない」と真剣に思いながら運転
【絶対通ってはいけない橋パート2@新己斐橋】
雪国?
橋の上は完璧に分厚い氷
とけてるところもない
反対車線(市内に向かう方向)は、タイヤの道筋だけ若干とけていたのに、宮島方面に向かう車線には白くて分厚い氷…こんな道徒歩でも通らない!
「本当にもう死ぬかもしれない…」と、かなり真剣に思いながら運転
逃げ場もなく、ただこの運命を受け入れるしかない…
それでもなんとか新己斐橋を通過後、旧宮島街道へ
そして、若干じゃりった氷と、アスファルトの道路を微妙な速度で通過
もう雪は終わりに違いない、と西広島バイパスと交差する道路を横断
終わりじゃなかった…
またもや若干凍った道
橋ほどではないものの、いつまでこんな神経使って運転に集中できるのか、もう自信がなくなってきたその時!
変電所前の新しくできたローソンの看板が!
念願の、夢にまで見たコンビニの駐車場
駐車場にクルマを停めたときに、もうこのまま雪がとけるまでここから動きたくない!と思うほどぐったり
とりあえず「ひどい疲れに効く」とうたい文句のついた栄養ドリンクを飲んで休憩
もうかれこれ2時間以上雪道を運転してきた
もう終わりにしたい…でもここから引き返したとしても、自宅までの道のりを考えると引き返すこともできない
しばらく休憩後、コンビニを後にする
草津に入ったところで…
雪ない
井口まで来ると全く雪の気配もない
これまでの雪道は夢?
ぐったりと一日をすごし、帰宅後、寝ているところをパパにおこされ、自分は会社までいつもの3倍時間がかかったけど、そっちは?と聞かれる
目が覚めてしまったので、聞いてみた
「パパだったらどの橋を選んだ?」
すると、
「新己斐橋だけはありえない」
と…
一番恐ろしい橋だったなんて、広島に生きてきて初めて知りました…
この日の救いは、変電所前のコンビニ店員の、とても感じの良い応対だけでした