あとで困らないために。2026年1月のWindowsアップデートの話
Windowsを使っていると、定期的に「更新があります」という通知が表示されます。
2026年1月に配信されたWindowsのアップデートについては、少しだけ意識が必要です。
今回の更新は、見た目が変わったり、新しい機能が追加されたりするものではありません。
パソコンが安全に起動できる状態を、これから先も保つための大切な準備が含まれています。
最近は、Windowsやウイルス対策ソフトが立ち上がる「前」の段階を狙って侵入する、非常に厄介なウイルスも存在します。
こうした脅威からパソコンを守るために、Windowsには「Secure Boot(セキュアブート)」という仕組みが備わっています。
Secure Bootは、パソコンを起動する際に「このプログラムは信頼してよいものか?」を確認しながら立ち上げる、安全確認のような役割を果たしています。
この確認には「証明書」と呼ばれる仕組みが使われています。
Microsoftの公式情報によると、このSecure Bootで使用されている証明書の多くが、2026年6月以降に有効期限を迎えることが分かっています。
証明書は有効期限が切れてしまうと、本来の役割を果たせなくなります。
もし更新を行わないまま証明書の期限を迎えてしまうと、パソコンが安全に起動できなくなったり、今後のセキュリティ更新を受け取れなくなったりする可能性があります。
これは企業のパソコンに限った話ではなく、ご家庭で使っている個人のパソコンにも当てはまる話です。
そこでMicrosoftは、2026年1月のWindowsアップデートの中で、このSecure Bootに関わる証明書を新しいものへ更新する対応を行いました。
Windows 11では「KB5074109」という更新として提供されています。
このアップデートを今のうちに適用しておくことで、将来の証明書期限切れに備え、これまで通り安全にWindowsを使い続けることができます。
更新方法は特別な操作は必要ありません。
「設定」から「Windows Update」を開き、「更新プログラムの確認」をクリックするだけです。
表示された場合は、そのままインストールすることをおすすめします。
今回のアップデートは、「今すぐ困る問題を直すもの」ではなく、これから先のトラブルを防ぐための、いわば“予防接種”のような更新です。
通知が表示されたら、後回しにせず、早めに対応しておくと安心です。
参考・公式情報(Microsoft)
本記事は、以下のMicrosoft公式サポート情報を参考にしています。




