2009年の漢字は「新」―
1年の世相を表す漢字を公募で選ぶ恒例の『今年の漢字』が11日、京都・清水寺で発表され、縦150cm、横130cmの大きな和紙に森清範貫主が「新」の文字を揮毫(きごう)されました。
2009年は政権交代による新政権発足のほか、シアトルマリナーズのイチロー選手の新記録・9年連続200安打、プロゴルファー・石川遼選手の賞金王達成は史上最年少の新記録、新型インフルエンザの流行などがありました。
『今年の漢字』は日本漢字能力検定協会が毎年12月12日の「漢字の日」に発表しますが、1995年から続いており、今年で15回目になるんですね。今年も11月初旬から全国公募をした結果、16万1365票の応募が寄せられ、うち1万4093票(8.73%)を集めて「新」が1位に輝きました。2位以下は順に「薬」1万184票(6.31%)、3位「政」5356票(3.32%)、4位「病」5329票(3.30%)、5位「改」4711票(2.92%)だそうです。
下の画像は漢字能力検定協会Webサイトに掲載されたこれまでの「今年の漢字」です。
? 2009年の社会情勢は、長引く景気低迷で経済界は氷河期、地球温暖化の影響で異常気象など、明るい材料は少なかったように思いますが、『今年の漢字』に選ばれた「新」が、新たな年を踏み出す今、新しい時代に期待したいものです。