文化功労者に日本古典文学の片桐洋一先生が
昨夜夜遅くに、大学時代の友人からメールがきました
「文化功労者に日本古典文学の片桐洋一先生が選ばれたよ!」
と
大学時代、国文科(中古文専攻)だったわたしのゼミの先生が、片桐先生でした
実はサボリ魔だったわたしは、先生の講義にほとんど出席したことがないという罰当たり者でしたが、先生は当時、そんなサボリ魔たちに怒ることもなく、「ゼミ会(いわゆる飲み会)だけは出席必須!」とだけ言われていました
そして、当時、かわいがっていた生徒も、すっごいマジメ!な子ではなく、真摯に生きている子でした
先生との思い出というと、
そのゼミ会で、先生持参の「蟹の姿揚げ(?)」をすすめられ、そのリアルな姿に、「食べるの怖いです…」などと言ったのだけれど、「絶対おいしいから!」とすすめられ、一口食べてそのトリコになったことや、
卒論を「前半は面白いんだけど、後半がねぇ」といった感想をいただいたことや、
卒業後、阪神大震災がおきて、先生が住まれていたあたりが被害を受けた時、心配でご自宅に電話したところ、奥様が出られて、大丈夫だと教えていただいたことくらい
こんな不真面目な生徒が言うのもなんですが、やっぱり嬉しかったです
「その先生のゼミをとっていたんよ!」的な自慢ではなく、「あの時の先生が!」という喜びです
人間の大きな先生でしたから
思いっきり文系の自分が、ネット社会に生きていることが不思議です