Windows 10 サポート終了に寄せて ― 本当にお疲れさまでした
2025年10月14日。
ついに、Windows 10 のサポートが幕を閉じます。
2015年に登場してから約10年。
気がつけば、仕事でも家庭でも、私たちの毎日に当たり前のように寄り添ってきた存在でした。
思い出せば、Windows 8 / 8.1 のときは「スタートメニュー」がなくなり、あのパネル型のモダンUIに戸惑った人も多かったはずです。
Windows 10 でスタートメニューが復活したとき、多くの人が「やっぱりこれだよ」とホッとしたのではないでしょうか。
アップデートのたびに「再起動にどれだけ時間がかかるの?」とため息をついたこと。
暗いブルーの背景に「更新プログラムを構成しています…〇%完了」と表示される画面を眺めながら、ただ進捗が進むのを祈るように待った朝。
海の近くを走っているような、あの爽やかな壁紙をふと眺めて気分をリセットした瞬間。
リモートワークやオンライン授業が広がった時代には、世界中の人をつなぐ基盤となり、無数のファイルを開き、数え切れないクリックを支えてくれました。
今は Windows 11 が次の世代を担い、AI や新しい体験を届けています。
けれども、あの馴染み深いデザインと「使い慣れた安心感」は、きっと多くの人にとって特別なものでしょう。
今日、この節目の日に伝えたい言葉はひとつだけ。
「ありがとう、そして本当にお疲れさまでした。」